X'mas in 2022
2022.12.14
今年ももうあっという間であと僅か…
クリスマスがもうすぐ来て、御正月が来て、2023年。造屋も19年目を迎えます。
19年と改めて数字でいうと何気にWow!と思いますが、人年齢だと19歳ってまだまだ若造ですよね。
仕事柄なのか特段「長くやって来たな~」とも感じません。
色々なオーダーメイドを作ってきて、どれ一つとして毎回新鮮であり毎回勉強になっているのもあるかもしれませんが。
だから楽しいんですけどね。
そうそう画像は今年もご近所の美容室さんがクリスマスリースをプレゼントしてくれました。
上が今年ので店外に。下が去年のでいい感じに枯れて店内に飾っています。
普通捨てる?様な事も言ってましたがこのエイジング感がコレはコレで良いなと思い1年持ち越しちゃいました…。
今年は年末はラストの31まで営業する予定です。
年始は1/9より通常営業です。改めて宜しくお願い申し上げます。
詳細はショップカレンダーをご覧下さい。 → https://www.italu-ya.com/s_schedule.html
※休業中に修理品等を配送されない様ご注意下さい。
The Saxophone mouth piece of Silver.
2022.10.20
先月ご注文頂きました面白いオーダーメイド。
サックスのマウスピースです。
ご注文主のMさんから岐阜よりサンプルのマウスピースをお送り頂いたのですが、結構デカいんですね!が最初の感想でした。
加えて、外側と内側の立体構造が一見シンプルに見えて複雑です。流動性を考慮してか内部は曲線で構成されていました。
この内はアール・ヌーヴォー、外はアール・デコ様式みたいな構造が意外に難しく、作りから研磨に至るまで終始気が抜けない製作でした。
おまけに容積もあるので総重量も100g超えております。
一番苦心したのが上部?(多分こっちが上と思う)のフラットな部分があるのですが、そこへリード(竹製でしょうか?)がピッタリと付き、微妙~な曲線を描き先端に向けて少~し浮くのです。「多分この辺が音色に関わるんだろうなー…」とサックスは触ったこともない小生でも創造がつくカタチでした。
完成後、無事M様へお渡し後「銀の音色です!」のご感想を頂きホッとしたのです。
口の歯が当たる部分に本来エボナイトが使用され云々の課題が出てきましたが、そこはマウスピース業者さんが何とか御対応頂けたようで何よりでした。
何気にこれら楽器関係のオーダーや加工の依頼がこの銀細工の店にポツポツと来るのですが、毎回本当に面白く、勉強になります。
アクセサリーと言うと通常、装飾性やデザイン性から考慮する強度や構造の範囲を超えませんが、そこへ「音」という次元が加わり、その音がカタチにも影響を与え、銀という素材がまた音にも影響を与えるわけです。
形のない音、と物質である素材。
それを支配する法則。
想像が尽きませんね。
The Bisbee Turquoise Ring.
2022.09.28
やっと、暑かった夏が過ぎ去りましたね…
気温も湿気もちょうどよく、あ~ズーっとこのままでいてくれー!と毎年本気で思います。
でも仮に、その通りになっても結局人は更なる快適を求めエアコンやら空気清浄機やらを使いだすんでしょうねきっと…
写真はオーダーメイドでご注文を頂きましたBisbeeTurquoiseRingです。
店内に2個しかなかったBisbeeTurquoiseの内の1個5.5ctを使いました。
指輪枠はWideTwistedWire、TufaCastingFinishで作りました。
やっぱりね、美しいTurquoiseとSILVERはあいますね。
鉱物同士だからでしょうか。
ホワイトゴールドとDiamondみたいな、
アンティーク家具と電球色のダウンライト、
Jazzと珈琲、
ゴッホの「星月夜」とカートコバーンの「The Man Who Sold the World」、
少~しこんがり目に焼いた食パンに有塩バターとイチゴジャム、
前日3%未満の塩を漬けた鶏肉と炭火!
ガーリックとオリーヴオイル!
納豆とネギ!
はい、結局人は美味しい食べ物にも敵わないというお話でした。