2024.12.17
PUG's PUM Ring
-PUM Ring--Making of PUM Ring-パグ犬のPUM(パム)ちゃんをモティーフとした指輪のオーダーメイドです。お気に入りのクッションである水色のおもちゃをスリーピングビューティーターコイズで表現しています。家族のようにとても愛されているPUMちゃん。それが伝わってくるのがご依頼ミーティング時の写真の量の多さでした。この様なペット系のオーダーメイドで難しいのが、飼い主にしかわからないその表情なのです。長年共に暮らしている飼い主さんにとってはただのパグ犬ではなく家族の一員としての「PUM」です。ちょっとした仕草やクセ、表情など、どこまで「パグ犬」ではなく「PUM」として表現できるかがオーダーの要だと思います。それを実現する為の重要な要素が、やはり資料である「写真」になるのですが、普通は1~2枚です。しかし、PUMちゃんの場合は4~50枚ありました!。色々なアングルや表情の写真がありましたので、造形として捉えるのはもちろんの事、その熱量がこちらにも伝播し作り込みへ反映するという正のスパイラルが生まれたのだと思います。いや、やっぱり思いました。モノ作りも結局は愛なんやな、と。 Thank you so much for littlepumclub !! Making by ITALU-YA
2024.10.11
High Grade Hubei Turquoise Ring.
-High Grade Hubei Turquoise Ring-さあ、やっとこさ秋!秋到来ですね~、もう暑くないのがほんとうに嬉しいです。毎年、なぜか秋はターコイズが良く出ます。造屋では「ターコイズの秋」と言っております。本当に綺麗な High Grade Hubei Turquoise を使った指輪のオーダーメイドです。今ウチにある小粒のHubeiちゃん達は運良く、上質な割にリーズナブルに入手できたターコイズなのです。みずみずしく、まるでキャンディーのような粒の中に、スパイダーウェブと深いブルーから淡いスカイブルーが美しくグラデーションし、天然鉱物の数万年の偉大さを感じる貴重な母なる大地の産物です。ベゼルブリッジ、リングサイドにスリットを入れて、「波唐草」の模様を一つ一つスタンプしていきます。リング後ろもぐるりと1周するように波唐草を入れていきます。リングは号数、ベゼルは一つ一つターコイズに合わせて作っていきます。ターコイズ達は一つ一つ微妙にいびつな形をしておりますので。それにあわせなければなりません。厳選もちろん。全てが使えるターコイズ(宝石も然り)じゃない(泣)というか、「綺麗」と思えないと納得いかないので作れない。というのが本音です。マジですよこれ。(もったいないという理由で過去に作ったが結局、完成物が美しくないし、結果ダメなんですよね)銀の板に波唐草を打つ。ただの銀。そのままの鉱物である銀に何かを与えていく。生まれ変わる準備が出来ている銀たち。ターコイズをふせ込む前。コンコンとセッティングしていきます。 様々なパターンあります。ALL SILVER、から ALL GOLD(K18)まで。※GOLDは時価相場となります。 Making by ITALU-YA
2024.06.19
Red coral & White feather
昨年からオーダーを頂いておりました、カフスからZippoケースまで全5セットが完成しまして、とても個性的で印象深かったので僭越ながらご紹介させて頂きます。合間合間にも他のオーダーが入っちゃったので、約半年かかっちゃいましたね💦(おまたせしました…)以前からウェブサイトを見て来てみたかったと海外から来られてご注文を頂きました。わざわざ海外から御足を運んで頂きほんとうに光栄です。やっぱり同じ男から見て行動力ある漢、有言実行の漢っていうのは信頼感もあるしカッコいいと思いますね。お歳が近かったんで自分へも改めてピシッとしなきゃ!と戒めも出ますし、職人としてオーダー製作にも力が入りました。個性的で印象深いというのは、全て血赤珊瑚とフェザーのモチーフという事です。通常、インディアンジュエリーではターコイズ&フェザーが一般的と思いますが、珊瑚の「赤」が好きなんだと。お人柄も何か独自な品格を感じましたので白いフェザーのイメージが湧いてきました。ご来店頂いた初日はダークスーツに合わせるカフスとループタイが欲しいとの事で2点即決。・No.218:天然血赤珊瑚のメンズカフス・No.219:天然血赤珊瑚とホワイトフェザーのループタイ続いて後日LINEからレザーベルトバックルとオリジナルジッポケースの2点追加オーダーを頂きました。多分、どんな奴が作ってるのか実際に会って見たかったんでしょうね。いや、正直それが普通の感覚というか、おこがましいですが決してフルオーダーって安い買物じゃないし、まして一点モノにウン万ウン十万をかけて作る輩がどんな奴なんだ?というのは小生も同じく思うところでございます。実際見に行って会ってみること必須でしょう。この1個の為に天然枝珊瑚の太い幹からカットして取り出しています。・No.220:天然血赤珊瑚とホワイトフェザーの叩き出しベルトバックル3mm続いてジッポケース。上蓋と上下にフェザーがわかれる仕様です。・No.221:天然血赤珊瑚とホワイトフェザーの叩き出しオリジナルジッポケース2mm最後に思い立ったようにLINEからもう1個オーダーを頂きました。ジップペンダントというファスナーのつまみにも付けられるペンダントです。・No.222:天然血赤珊瑚のホワイトフェザー・ジッパーペンダント計5点のオーダーメイドでした。やはり思うのは、せっかく作るオーダーメイドなので皆が持っていないような、ちょっ~と一味違う、良~く見ると、んん?て寄って見たくなるような個性あるデザインが面白いな~、なんて思いました。作る側もやはりその方が作っていて面白いのです。意外に思うかもしれませんが、製作者本人も完成するまで、どんな感じになるか分からないのです。だからこそ、作りながら、どんな完成品になるんだろ?とワクワクもあります。「この世界に一個」の面白いところであり、素晴らしいところ、ですね。 ITALU-YA
2024.02.23
銀の栞
表裏銀の栞。海外でご活躍されている、書家の光井様よりご注文頂きました。光井さんの書をそのまま銀板に落とし込み、糸鋸で透かし切りしています。聖山稜玻璃騒擾ゆき月下独酌雪月花花鳥風月書家 Kazuki Jade MitsuiInstagram~~~~~~書、漢字の歴史、重厚さ、面白さに改めて気づかされました。言葉、文字そのものが持つ力に加え、筆、線の力加減、巾、かすれ、そして全体の流れで、様々な感情を表現できる。ローマ字アルファベットの26文字に比べ、漢字数はその数百倍と圧倒的に多く、数千年の歴史の中でその形を変えてきている。ボールペンで書いた漢字と筆で書いた漢字は全く違う。スマホ画面上にドット表示された漢字はもっと違う。多分この先も、漢字はその姿を少しづつ変えながら数百年、数千年と息をしていくのでしょう。ITALU-YA
2023.03.09
The bisbee turquoise with reflective overlay pendant.
ここ最近すっかり暖かくなってきて春の陽気ですね。やっぱりこの季節は気持ちいいっすねえ・・・。以前オーダーメイド製作したビズビーターコイズのペンダントです。お客様お持ち込みだったのですが当初2個持ち込みで、大きい方はペンダントと決めてらしたのですが、小さい方は決めていませんでした。このBisbeeTurquoiseしかも40キャラ近くあり少しSmoky入っていてとても美しいです。。。こういう綺麗なターコイズを前にするとこれに見合うペンダント枠を作りたい!とモチベーションがグンと上がります。というかターコイズをジーっと見てると勝手にフレームや枠のデザインが沸いて来るような、降りてくるような、ターコイズがこうして!と訴えかけてくる感じです。そのターコイズによって違いますがこれが強いの弱いのあります。これは自己主張が強かった。チェーンも太いのでペンダントサイズは結構大きいですね。縦6㎝は超えてるかな。重さも考えています。オーヴァーレイを基調デザインにして、外殻はEggstyleのmirror finish、ターコイズ覆輪枠のスリットパターンがセット面と互いにReflectionするような設計にしました。ターコイズのセッティングはそのモース硬度の低さから装飾性と実用性強度が絶対的に必要とされるデリケートな工程です。これは実際の加工作業だけに頼らず枠構成デザイン段階でターコイズへの理解と見識がなければ実用性に生かせないと思います。何せターコイズは割れる、水分油分吸う、紫外線に弱い、変色する、とワイルドな美しさに反して大変デリケートな奴でしてね。。。バチカンもしっかり造ります。サイズが大きいのでチェーンも太くなる。それに合わせるようなバチカンが必要。またペンダント本体とバチカンをジョイントする丸カンも何気にツイスト入れて太さ強度も十分考慮して造ります。意外とこの辺りNativeJewelryにも、え、あれれ?というのがあったりします。。。今回のオーダーメイドはビズビーターコイズとリフレクションデザインが美しいペンダント製作で非常に楽しいオーダーメイキングでした。
2022.10.20
The Saxophone mouth piece of Silver.
先月ご注文頂きました面白いオーダーメイド。サックスのマウスピースです。ご注文主のMさんから岐阜よりサンプルのマウスピースをお送り頂いたのですが、結構デカいんですね!が最初の感想でした。加えて、外側と内側の立体構造が一見シンプルに見えて複雑です。流動性を考慮してか内部は曲線で構成されていました。この内はアール・ヌーヴォー、外はアール・デコ様式みたいな構造が意外に難しく、作りから研磨に至るまで終始気が抜けない製作でした。おまけに容積もあるので総重量も100g超えております。一番苦心したのが上部?(多分こっちが上と思う)のフラットな部分があるのですが、そこへリード(竹製でしょうか?)がピッタリと付き、微妙~な曲線を描き先端に向けて少~し浮くのです。「多分この辺が音色に関わるんだろうなー…」とサックスは触ったこともない小生でも創造がつくカタチでした。完成後、無事M様へお渡し後「銀の音色です!」のご感想を頂きホッとしたのです。口の歯が当たる部分に本来エボナイトが使用され云々の課題が出てきましたが、そこはマウスピース業者さんが何とか御対応頂けたようで何よりでした。何気にこれら楽器関係のオーダーや加工の依頼がこの銀細工の店にポツポツと来るのですが、毎回本当に面白く、勉強になります。アクセサリーと言うと通常、装飾性やデザイン性から考慮する強度や構造の範囲を超えませんが、そこへ「音」という次元が加わり、その音がカタチにも影響を与え、銀という素材がまた音にも影響を与えるわけです。形のない音、と物質である素材。それを支配する法則。想像が尽きませんね。
2022.09.28
The Bisbee Turquoise Ring.
やっと、暑かった夏が過ぎ去りましたね…気温も湿気もちょうどよく、あ~ズーっとこのままでいてくれー!と毎年本気で思います。でも仮に、その通りになっても結局人は更なる快適を求めエアコンやら空気清浄機やらを使いだすんでしょうねきっと…写真はオーダーメイドでご注文を頂きましたBisbeeTurquoiseRingです。店内に2個しかなかったBisbeeTurquoiseの内の1個5.5ctを使いました。指輪枠はWideTwistedWire、TufaCastingFinishで作りました。やっぱりね、美しいTurquoiseとSILVERはあいますね。鉱物同士だからでしょうか。ホワイトゴールドとDiamondみたいな、アンティーク家具と電球色のダウンライト、Jazzと珈琲、ゴッホの「星月夜」とカートコバーンの「The Man Who Sold the World」、少~しこんがり目に焼いた食パンに有塩バターとイチゴジャム、前日3%未満の塩を漬けた鶏肉と炭火!ガーリックとオリーヴオイル!納豆とネギ!はい、結局人は美味しい食べ物にも敵わないというお話でした。
2018.11.30
SIMPLE IS BEST
Belt Backle. Material is SILVER. 6mm wire. ...Simple is best... https://www.italu-ya.com/wa_192.htmlOrder making by ITALU-YA.
2018.02.27
OrdermadeHistory No.189:銀のスマホボタン
Ordermaking...history No.189... Silver smartphone button.This...https://www.italu-ya.com/wa_189.html by ITALU-YA
2017.10.18
OrdermadeHistory No.184:狛犬の総打ち出しペンダント
OrdermakingHistory No.184:狛犬の総打ち出しで製作したペンダント Ordermaking by ITALU-YA