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ロケットストーブ【材料】 ~オフグリッドへの道その2・ロケットストーブ~
2018.07.20
電気止まった。ガス止まった。水道止まった。ライターガス欠。マッチ湿気て点かない。
そんな事態でも自力で発火できるようにはなった。
焚き木でも暖をとったり簡素な調理ならできる。が限界があるし何しろ効率が悪い。
そこで災害時に威力を発揮するロケットストーブ。
燃焼効率が良いので廃材や少々湿気た材でも燃料になるのが利点だ。
主な材料は以下、

・ペール缶2個


・パーライト40ℓ


・ステンレス排気筒100㎜φのストレート、L字、T字の3種類


・ステンレス管の内側に耐火モルタルを塗る

今回このステンレス管の内側に耐火モルタルを塗ることにした。
理由はロケットストーブ制作にあたり下調べしたりググったりと情報収集した結果、どうやらステンレス管が長期間高温にさらされる事で劣化して穴が開いてしまい、ロケットストーブ最大のメリットである高燃焼システムそのものに欠陥が出てしまうらしいのだ。
どうやらここがこの簡単に作れる割に高いパフォーマンスを誇るペール缶ストーブの唯一の弱点と思えた。
薄いステンレス管の内側にモルタルを塗って高温に曝すんだからどうせすぐにボロボロと剥がれ落ちるだろ、と容易く想像できるからか”内側に塗る同志”はググっても現れなかった。
ならばNo Challenge,No Success!と思った次第である。



・材料調達
パーライト、ステンレス排気筒、耐火モルタルはホームセンターで購入するのが手っ取り早いと思う。
パーライトは土壌改良剤という軽い発泡スチロールみたいな物で、園芸をやっている人なら既に持っているかもしれない。
ペール缶もホームセンター等で売っているが、ガソリンスタンドで使用済のペール缶を譲って貰えるらしく出来る事ならその方がコスト削減にもなるし廃棄物再利用するのでエコにも繋がると思う。

で、どこのガソリンスタンドから譲ってくれるか聞いてみようと思った時ロケットストーブの記事を書いていたneoearthlife.comさんの体験を思い出したのである。”コスモ石油では断られたがエネオスでは貰えた”との内容。やはり人間いくら廃缶と言えど人に「あの~〇〇譲って貰えませんか?」と言うセリフは気が引けるもんで、その上断られるって何気に心的ダメージを喰らうものだ。なので圏内のエネオスに恐縮混じりに電話してみるや「いいすよ~」とすこぶる気の良い返事が。電話1件目で譲ってもらえる事となった。しかもちょうど2個ありますよ~、という爽やかな対応。早速エネオスへ赴き、もちろん車にもガソリンを入れ、お茶のペットボトル4~5本差し入れを忘れず、ペール缶2個を譲ってもらった。
各材料、Amazonでも売ってたので一応以下に載せておく。


パーライト10ℓ/¥240




ステンレス排気筒

・ストレート/¥1188


・エビ曲がり/¥1375


・T字/¥2313



耐火モルタル ¥1158/2kg




ペール缶 ¥980/1個






・フタ付きペール缶の開け方

ちなみに譲ってもらったペール缶はフタ付きのものだった。
ネットで紹介されているロケットストーブはフタ無しのものが多く見受けられたので、まずこのフタの外し方から解からない方がいるかもしれないので紹介しときます。



フタのはずし方。
マイナスドライバーをフタの縁にある爪の穴に差し込んで、グイーッと上に持ち上げる。
ぐるりとフタ一周爪を持ち上げるとフタが外れる。



サスティナオイルが少々残っている。



もう一個の缶を数時間このままにしておいて、溜まったサスティナオイルをペットボトル容器に回収すると結構な量になった。
先日、通勤に使っている自転車のスプロケットやチェーンが汚れていたので、この残サスティナオイルを塗ってみると見事に洗浄してくれた。さすが最適粘度に配合された科学オイル。貰ったペール缶でこんな恩恵まであろうとは想像していなかった。


ロケットストーブ【製作】 ~オフグリッドへの道その3・ロケットストーブ~へ続く


2018.07.20 11:20 | PL | PRIMITIVE |